【挫折しない・就職に強い】2017年版プログラミング言語のおすすめランキング
「なにかモノを作りたい!」「ITに可能性を感じるからやってみたい!」
そんなワクワクした気持ちでプログログラミングに挑戦したいのではないでしょうか。
専門職となるプログラマは職に困ることはありませんし、自分でサービスを生み出せるスキルが身につきます。
筆者も10年以上プログラミングをしてきましたが、今でも「プログラミングをはじめて良かった」と感じています。
ただ私は必要以上に苦労し、挫折しかけました。
プログラミングのはじめ方を間違えると、「やっぱり難しかった」「自分にはダメだ」と苦手意識を持ってしまいます。
挫折だけは絶対に避けないといけません。
プログラミング言語選びは、実はプログラミングスキルを身につけてキャリアを歩む上でとても重要なことです。
たとえば
- 未経験者が挫折しないプログラミング言語
- スマホアプリを開発するためのプログラミング言語
- WEBサービスを開発したい人のプログラミング言語
- 機械学習、デザイナ、就職・転職、・・・
など、目的やニーズに合わせて選ぶ必要があります。
この記事ではプログラミング言語の選び方はもちろん、、人気、年収など様々な観点から紹介していきます。
「プログラミングスキルを絶対に身につけたい!」と考えている人は必ずお読みください。
筆者の苦労を回避できるようにおすすめのプログラミング言語と勉強の仕方を紹介していきます。
楽しくプログラミングを覚えられることを徹底サポートします。
- 必読!プログラミング言語の選び方は目的に合わせて!
- 初心者が挫折しないプログラミング言語は「C#」!おすすめ本もあわせて紹介
- 初心者におすすめの勉強方法は本より教えてもらうこと!
- 人気プログラミング言語No1はJava!種類と傾向ではC言語系が強い
- 年収からプログラミング言語をを選ぶならPython。ただし・・・
- 就職・転職に役立つプログラミング言語ならPHPかJavaで決まり!
- 目的からプログラミング言語を選ぶ
- まとめ
必読!プログラミング言語の選び方は目的に合わせて!
「プログラミング言語選びはプログラミングスキルを身につけてキャリアを歩む上でとても重要なこと」
冒頭でもお伝えした内容ですが、この記事でも一番お伝えしたい内容です。
筆者はまったくの未経験で何も考えず始め、頼れる人もいませんでした。
買った本も理解できず、勉強も進まず全然楽しくありませんでした。できたプログラムも地味で達成感がありませんでした。
このような経験からプログラミング言語えらびはプログラミング経験がある・ないで大きく違うとわかりました。
そのため、プログラミング経験に合わせて次の見出しから読むことをおすすめします。
- A:プログラミング経験がまったくない人
>初心者が挫折しないプログラミング言語は「C#」!おすすめ本もあわせて紹介 - B:プログラミング経験がある人(1ヶ月以上の経験がある人)
>人気プログラミング言語No1はJava!種類と傾向ではC言語系が強い
初心者が挫折しないプログラミング言語は「C#」!おすすめ本もあわせて紹介
まったくの未経験者がはじめてプログラミングをする場合、
「どのようにプログラミング言語をえらべば良いの?」「自分のスキルにするにはどのように勉強すればいいの?」といった悩みを持っているのではないでしょうか。
この場合、一番大事にすべきことは「挫折せず継続できること」です。
くどいですが重要なのでもう一度伝えますが、「はじめての人は挫折せず継続できること」を大切にしてください。
プログラミングで「スマホアプリを作りたい」「スタートアップが使っている言語を使いたい」「機械学習をしたい」と考えている方も多いと思います。
これらを初めての人が取り組むには敷居が高すぎます。
まずはプログラミングを挫折せず継続できている状態を目指しましょう。
そのあとでスマホアプリ開発や難易度の高い言語を学んでいきましょう。
初心者が挫折しないためのプログラミング言語の選び方は
- プログラミングに必要なツール(エディタ、コンパイラ、実行環境)の環境を作りやすいこと
(Ruby、Python、C言語を選ぶと環境作りに苦労しおすすめできません。) - クセのないプログラミング言語であること
(ExceVBA、Swift、JavaScript、VisualBasic.NETはクセが多くおすすめできません) - 困ったときにインターネット上に情報がたくさんあること
- わかりやすい本があること
です。
これらを総合的に考慮して初心者におすすめのプログラミング言語紹介していきます。
おすすめNo.1:マイクロソフト社提供でバランスの良さからC#が初心者におすすめ!
初心者におすすめなプログラミング言語はC#です。
C#はマイクロソフト社が提供しているプログラミング言語です。
おすすめポイントは
- 開発環境の用意が簡単
- プログラミング言語がわかりやすい
- Windowsのアプリケーションを簡単に作成できる
という点です。
開発環境はVisualStudioというツールを使います。
「Visual Studioのダウンロード」ボタンから「コミュニティ」を選択してダウンロードすれば、インストーラーを入手できます。
そのインストーラーを起動し、ウィザードに沿ってインストールすれば完了とかんたんな設定が魅力です。
プログラミング環境づくり | ★★★★★ |
---|---|
クセのなさ | ★★★★★ |
情報の多さ | ★★★★☆ |
おすすめの本 |
「やさしいC#」の著者である高橋麻奈さんはわかりやすさで定評があります。 |
おすすめNo.2:WEBサービスをしたい人は断然PHP!
PHPはWEBサービスによく利用されるプログラミング言語です。
WEBサービス系の言語は数年ごとにはやりの言語がでますので目移りしますが、PHPは安定したシェアを維持し、トップレベルです。
そのためPHP案件のお仕事も多いです。
開発環境のセットアップはこちらの記事がおすすめで、とても簡単です。
PHPの開発環境にはXAMPP + NetBeansが快適すぎる!
プログラミング環境づくり | ★★★★☆ |
---|---|
クセのなさ | ★★★☆☆ |
情報の多さ | ★★★★★ |
おすすめの本 |
2011年出版の本で多少古いですが、初心者に圧倒的な支持を得ています。 |
おすすめNo.3:就職・転職に強い安定のJava!
企業向けのWEBシステムでよく利用されるのがJavaです。
大規模プロジェクトでの実績も豊富で、言語のクセも少ないためSIerの新入社員研修用の言語としても利用されます。
ただし、ほんとの初心者が勉強するには開発環境のセットアップが少し難しいのが難点です。
情報は多いため、検索すればセットアップの方法は大量にでてきます。
おすすめ次の記事です。
プログラミング環境づくり | ★★★☆☆ |
---|---|
クセのなさ | ★★★★★ |
情報の多さ | ★★★★★ |
おすすめの本 |
初心者にも分かりやすいと好評の「やさしいJava」は発売から10年以上たち、6回の改版をしてきました。 |
以上、初心者向けにおすすめのプログラミング言語を紹介してきました。
迷ったら、おすすめNo.1のC#を選ぶことをおすすめします。
次はプログラミング言語を覚えるコツを紹介していきます。
初心者におすすめの勉強方法は本より教えてもらうこと!
「プログラミング言語を本で覚える」あなたはそれが最適だと考えていませんか?
筆者は学生時代に本から独学したため6ヶ月以上にわたり苦労しました。
そしてSIerに新卒入社し、2ヶ月程度の研修で実践的なプログラミングを覚える同期を見てとてもびっくりしました。
つまり「教えてもらう」ことがプログラミングを挫折せず覚えられる私のおすすめの勉強方法です。
身近にプログラミングができるお友達がいれば頼りましょう。
いなければ、オンラインで教えてくれるサービスがいくつかあります。
おすすめは「CodeCamp」というプログラミングスクールです。
「Webマスター」というコースを選ぶとレッスンの受講はもちろん、現役エンジニアとのワンツーマンレッスンも請けられます。
プログラミングができれば職に困らず自分の考えたサービスも作れます。
料金はかかりますが、投資としては安いのではないでしょうか。
ここまではまったくの初心者向けにおすすめのプログラミング言語や勉強法をお伝えしてきました。
次からは人気ランキングや年収の高さ、目的に応じたプログラミング言語を紹介していきます。
人気プログラミング言語No1はJava!種類と傾向ではC言語系が強い
「プログラミング言語を覚えるなら一番人気のプログラミング言語を覚えたい!」
そう考える方は多いのではないでしょうか。
実際、人気の言語による仕事の案件は多いため避けて通ることは難しいでしょう。
ここでは人気のプログラミング言語を紹介していきます。
今回は検索回数が多いプログラミング言語を指標としたランキングを紹介していきます。
順位 | プログラミング言語 | 検索回数比率 |
---|---|---|
1 | Java | 16.38% |
2 | C言語 | 7.74% |
3 | C++ | 5.18% |
4 | C# | 4.41% |
5 | Python | 3.92% |
6 | Visual Basic .NET | 3.17% |
7 | PHP | 3.01% |
8 | JavaScript | 2.67% |
9 | Delphi/Object Pascal | 2.54% |
10 | Swift | 2.27% |
11 | Perl | 2.26% |
12 | Ruby | 2.25% |
13 | Assembly language | 2.23% |
14 | R | 2.02% |
15 | Visual Basic | 2.01% |
16 | Objective-C | 2.00% |
17 | Go | 1.98% |
18 | MATLAB | 1.85% |
19 | PL/SQL | 1.67% |
20 | Scratch | 1.47% |
21 | その他 | 28.95% |
出典:TIOBE Index | TIOBE - The Software Quality Company
JavaやC言語系が上位となっています。
検索シェアを円グラフで見ると人気度は一目瞭然です。
実は上位にあるJavaやC言語、C++、C#は共通点があり、それはJavaやC++、C#はC言語の文法を拡張した言語ということです。
そのため、上位のどれか一つを覚えると他の言語も比較的容易に覚えることができます。
その中でもおすすめはC#かJavaでしょう。
C#はプログラミングする環境を準備しやすいため、初心者はC#を選ぶことをおすすめします。
年収からプログラミング言語をを選ぶならPython。ただし・・・
IT業界にいない人はびっくりするかもしれませんが、利用しているプログラミング言語によって年収が大きく違います。
年収が高いということは
- できる人が少ない(希少性)
- 難易度が高い
というお仕事となります。
そういった観点で年収のランキングをご覧ください。
順位 | プログラミング言語 | 平均年収[万円] |
---|---|---|
1 | Python | 651 |
2 | Perl | 633 |
3 | Ruby | 606 |
4 | C言語 | 597 |
5 | JavaScript | 555 |
6 | PHP | 538 |
7 | Scala | 530 |
8 | Java | 499 |
9 | Swift | 483 |
10 | Objective-C | 475 |
11 | COBOL | 446 |
12 | アセンブラ | 441 |
出典:プログラマー年収ランキング2016!言語別、第1位はPythonの651万円 | みんなのスタンバイ
Pythonが一番 年収が高い結果となっています。
PythonはDeep Learningを始めとする機械学習(人工知能)を得意とする言語です。
機械学習はAlphaGoの活躍など実用段階が期待され、市場の需要が高まっています。
機械学習はプログラミング以外に加え数学的なスキルも必要となり難易度も高く、希少なエンジニアですので高給となっています。
一方の8位のJava(499万円)が安いかというとそうではありません。
大手SIerはJavaを中心としてプロジェクトが多く、平均年収も30代で670万円〜800万円となっています。
また業界によっても300万円以上の大きな年収の差があります。
プログラミング言語による年収の差はただの参考として捉えておいた方が良いでしょう。
就職・転職に役立つプログラミング言語ならPHPかJavaで決まり!
就職や転職に有利なプログラミング言語を知りたい方は、案件の多いPHPかJavaがおすすめです。
PHPもJavaもベーシックなオブジェクト指向のプログラミング言語なため、しっかり覚えたら他の言語もストレスなく覚えることができるでしょう。
実際、筆者はJavaから入り、C#、VisualBasic、PHP、Ruby・・・と複数のプログラミング言語の案件に携わってきました。
PHPとJavaのどちらを選ぶかは、次に紹介するように就きたい仕事に合わせて選ぶと良いでしょう。
SE、社内SEなら「Java」
開発スピードよりも品質が優先される大規模なシステムは「Java」がよく利用されます。
事業会社なら「PHP」
開発スピードにこだわるWEBサービス業界は「PHP」がおすすめです。 最近ではRuby(Rails)も人気です。
プログラミング経験者ならRubyでも問題ありません。
目的からプログラミング言語を選ぶ
「スマホアプリを作りたい」「WEBサービスを作りたい」など、目的があればそれに合わせてプログラミング言語を選びましょう。
注意点はプログラミング未経験者は、いきなりレベルの高いことは避けてください。
独学の場合、スマホアプリが作れるSwift言語はレベルが高すぎます。
機械学習も難易度が高すぎます。
初心者の方はC#、PHP,Javaあたりから覚えましょう。
以降では、目的に応じたおすすめのプログラミング言語を紹介していきます。
iPhoneのスマホアプリを作りたいなら「Swift(スウィフト)」
「スマホアプリを作りたい!」という方は多いと思います。
iPhoneのOS、つまりiOS上のアプリを作るためには「Swift」というプログラミング言語を利用します。
開発環境はXcodeを利用し、Mac上での開発となります。
注意点は経験少ない人はSwiftを独学しないほうが良いでしょう。
Xcodeの使い勝手もクセがあり、プログラミング言語の仕様が頻繁に変わるため情報を探すことが大変なためです。
周りに教えてくれる人がいない場合は、オンラインスクールの「CodeCamp」を検討してみましょう。
「アプリマスター」コースで現役のエンジニアから直接おしえてもらうことができます。
Androidのスマホアプリを作りたいなら「Java(ジャバ)」
AndroidのスマホアプリはJavaで作ります。
親しみやしいプログラミング言語ですが、画面の作り方やアプリが非アクティブのときなどAndroidの決まりを覚える必要があります。
書籍からでも順分に覚えられますが、教えてもらった方が圧倒的に楽です。
もし周りに頼れる人がいない場合は、オンラインスクールの「CodeCamp」を検討してみましょう。
「アプリマスター」コースで現役のエンジニアから直接おしえてもらうことができます。
最近では格安スマホの人気からAndroid端末が普及していきていますので覚えておいて損はないでしょう。
開発時にはパソコン上でAndroid動かす必要があり比較的高スペックなPCが必要となります。
WEBサービスを作りたいなら「Ruby(ルビー)」か「PHP(ピーエイチピー)」
WEBサービスを作りたい人はRubyかPHPがおすすめです。
WEBサービスの場合はフレームワークを利用することが基本で、Rubyなら「Rails」、PHPなら「laravel」か「CakePHP」を使います。
PHPのほうが言語として安定しているため情報も多く、バージョンアップの苦労も少なく、レンタルサーバー上でも利用できることが多いため受託開発をする方におすすめです。
Ruby(Rails)は自社サービスに向きます。
データベースを活用したシステムはRailsの方が圧倒的に生産性高く開発できます。
開発していてとても楽しい言語であることも特徴です。
機械学習(人工知能)なら「Python(パイソン)」
いま話題のDeep Learning、AI(人工知能)、機械学習をやりたい方は「Python」しかありません。
誰が書いても同じように記述できるように言語設計がされており、スコープもインデントで表現するなど洗練された言語です。
なぜPythonが機械学習に向いているかというと、数値演算の分野で長年培われてきたライブラリが豊富であり、高速に演算することが挙げられます。
このライブラリが他の言語の追従を許さない大きな差となっています。
WEBページを作りたい人は「HTML」「CSS」「JavaScript」
WEBページを作りたい人は「HTML」を覚えましょう。
CSSはデザインを当てるための言語で、JavaScriptはブラウザ上で動く軽量なプログラミング言語です。
これらができることをプログラマとは言わず、「コーダー」と呼ばれます。
WEBページの作成は比較的に難易度が低く、独学でも十分にスキルが身につきます。
情報も豊富で、おすすめの本も多数あります。
作りたいサイトイメージに合わせて本選びすることをおすすめします。
装置やマイコンの制御をしたい人は「C言語」
ロボットやモーターの制御、センサー情報の取得など装置やマイコンの制御はC言語が圧倒的に使われます。
C言語は高速で古くから存在しますが、ポインタなど初心者には難しい部分もあります。
他の言語と比べると文字列が扱いづらく、ライブラリも取扱にくいため初心者には不向きな言語です。
そのためC言語ができるエンジニアの数は少なく貴重な存在です。
まとめ
プログラミング言語を習得すれば、手に職が就き、作りたいものを作れます。
挑戦する価値が多いスキルです。
そのため、挫折をせず楽しくプログラミングを覚えられることが大切です。
周りにプログラミング経験者がおらず独学なでこれからはじめる人は必ず「挫折しない」ことを大切にしてください。
プログラミング言語によっては開発環境を作るだけでも一苦労なものがあります。
この記事では「C#」をおすすめました。
勉強方法は本より、教えてもらうことがおすすめです。
周りにだれもいなければオンラインスクールがおすすめです。
おすすめは「CodeCamp」というプログラミングスクールです。
就職や転職のために覚える方はJavaがおすすめです。
年収の高いプログラミング言語はPythonですが高給な大手SIerがよく使うプログラミング言語はJavaですので、変にPythonにこだわらない方が良いです。
この記事が楽しくプログラミングをはじめるきっかけとなったら幸いです。
以上、【挫折しない・就職に強い】2017年版プログラミング言語のおすすめランキング、でした。