IT転職を未経験で成功させたい人が読むための完全マニュアル
IT業界に転職しようと思っているけど
- 未経験でも転職は可能なのか?
- 自分でもやっていけるのか?
という悩みを持つ人は少なくありません。
また、20代、30代、40代で転職成功率はどのように変わってくるのかも気になるところです。
ここでは、未経験でも飛び込めるIT業界の業種・職種も紹介しつつ、未経験でもIT業界に転職するためのポイントをご紹介していきます。
これから転職を検討しているという方は、ぜひご一読ください。
- IT未経験でも転職できる!その理由と条件とは?
- もう迷わない!あなたに合うIT業界は職種から探せばOK
- IT未経験の転職者で多い3つの失敗と成功へ導くコツ
- 確実に未経験でIT業界へ転職するための3つの方法
- QA:資格は有利?何がおすすめ?
- QA:おすすめの転職サイトを教えてください
- まとめ
IT未経験でも転職できる!その理由と条件とは?
IT業界は未経験の人でも十分に転職できるチャンスがある業界です。
なぜなら、IT業界は業界自体が若くいまだに構造変化を繰り返しているため成熟しておらず、慢性的な人手不足という状況が続いているためです。
未経験でも雇うというと
「ブラック企業なのでは?」
という疑問が浮かびますが、そのような会社はごく少数です。
現在でも多くの求人には「未経験可!」「研修制度あり!」といった言葉が並んでおり、まったく別の業界で働いていた人がIT業界に飛び込むということは決して珍しいことではありません。
しかし、いくら未経験OKだからといって安易に飛び込んでは「思っていたのと違った」「自分には合わなかった」という事態になりかねません。
そうならないためにもIT業界の特徴と、自分がどのように働いていきたいのかを決めておくことはとても大切なことであると言えます。
もう迷わない!あなたに合うIT業界は職種から探せばOK
IT業界に飛び込む上で自分が何をしたいのか、どのような分野に興味があるのかというのは非常に重要です。
そのためにも、これからIT業界の構造と職種をざっくりと見ていきましょう。
どのような職種になりたいのかで入る業界もおのずと絞られてくるものです。
未経験可のIT業界がまるわかり!
以下は未経験も募集している業種と職種を表したものです。
まず、見ていただきたいのは「プログラマー」です。
とにかくどこの業種でも未経験が入りやすい職種であり、人手が不足する職種でもあります。
続いて、募集数は少ないものの狙いやすいのは「システムエンジニア」です。
SI業界は慢性的なエンジニア不足ですので、転職しやすい傾向があります。
「営業」も募集の多い職種でしょう。
IT業界の営業は仕事を取ってくるだけの営業だけでなく、専門的な知識を持って現場サポートも行う職種もあります。
「クリエイター」と呼ばれるWEBデザイン、キャラクターデザイン、HTMLコーディングなども未経験で挑戦できる分野です。もちろん、デザインに対する思い入れや興味は人一倍強い必要があります。
「マーケティング」はWEB業界においては売上に直結する重要な仕事であるため、数字が好きな人にはおすすめです。
- | - | 業種 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
- | - | SI業界 | コンサル | 社内SE | WEB制作会社 | 組み込み制御 | WEB業界 | ゲーム業界 | データセンター |
職種 | 営業 | ○ | - | - | ○ | - | - | - | ○ |
コンサルタント | - | - | - | - | - | - | - | - | |
ディレクター | - | - | - | - | - | - | - | - | |
システムエンジニア | ○ | - | - | - | - | - | - | - | |
プロダクトマネージャー | - | - | - | - | - | - | - | - | |
プログラマー | ○ | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | |
運用・保守 | - | - | - | - | - | - | - | - | |
クリエイター | - | - | - | ○ | - | ○ | ○ | - | |
マーケッター | - | - | - | - | - | ○ | - | - | |
データアナリスト | - | - | - | - | - | - | - | - |
○:未経験可
IT業界で未経験可の職種は5つ
ここでは、前述の表で未経験でも転職可能な仕事を紹介していきます。
営業の仕事内容と必要なスキル
仕事内容
プロジェクトの受注、自社製品やサービスの売り込みなどの他にサービスの企画・立案などを行う職種。
必要スキル
コミュニケーション能力、企画力、提案力・プレゼンテーション能力
未経験可の業種
SI業界、WEB製作会社、データセンター
システムエンジニア(SE)の仕事内容と必要なスキル
仕事内容
顧客の要望を実現するために複数のサブシステムを組み合わせて大きなシステムを構築、設計する職種。
その他にもプロジェクトチームのスケジュール管理、顧客との調整などを行う。
必要スキル
相手の要望を聞き出すコミュニケーション能力、要望に合わせた機能を提案できる分析力とITシステムに対する深い知識、論理的思考力、プロジェクト管理能力
未経験可の業種
SI業界
プログラマー(PG)の仕事内容と必要なスキル
仕事内容
アプリケーションやWEBサイト、パッケージ製品が正常に動作するためのプログラムを構築する業種。
SI業界からWEB業界まで非常に多くのプログラム言語を扱う人もいれば、少ない言語を極めたエキスパートもいる。
必要スキル
プログラミング能力、論理的思考力
未経験可の業種
SI業界、社内SE、組み込み・制御、WEB製作会社、WEB業界、ゲーム業界
クリエイターの仕事内容と必要なスキル
仕事内容
クリエイターはWEBデザイナーやHTMLコーディング、キャラクターデザインなど幅ひろい職種となります。
どのクリエイターを目指すかによって必要なスキルは違いますが、高い感性とロジカルにデザインを伝えられるコミュニケーション力が必要となります。
業種や会社によってはフォントの大きさ、種類、色彩、配置までを体系的にデザインでき、HTMLやCSSも書ける人いれば、特定の工程しかできない分業制の会社もあります。
必要スキル
デザイン、提案力、WEB系言語(HTML、CSS)
未経験可の業種
WEB制作会社、WEB業界、ゲーム業界
マーケティング(WEBプロモーション)の仕事内容と必要なスキル
仕事内容
自社のアプリケーションを多くのユーザーに知ってもらうために、宣伝、広告する職種。
最近ではPPC広告やSEOだけでなく、TwitterやFacebookなどを利用するなど、マーケティングとしてのSNS運用が注目されている。
必要スキル
市場分析能力、SEO、PPC運用、SNS企画・運用スキル
未経験可の業種
WEB業界 これらの業界、職種は未経験でも転職しやすいと言われています。
しかし、何も用意せずに就職活動するのは無謀というもの。
しっかりとポイントを抑えておきましょう。
IT未経験の転職者で多い3つの失敗と成功へ導くコツ
いくら未経験可の求人があるとはいえ、企業側も誰でもいいから来て欲しいわけではありません。
ここでは、転職時の成功と失敗のポイントをご紹介します。
未経験者が転職の選考で落ちる3つの理由
1位:志望動機の低さ&意欲の低さ
「とりあえず未経験OKだから希望しました。」「ちょうど転職しようと思って。」みたいなのは言語道断ですが、「パソコンが好きだから」「IT業界に興味がある」といった表面的な動機もNGです。
パソコンが好きだからできることや貢献できると思っていること、その企業のどういう分野に興味があるのか、など掘り下げることが大切です。
2位:コミュニケーション力の低さ
意外なことにIT業界はコミュニケーションスキルが重視されます。
なぜなら、間違った意思疎通はプロジェクトの失敗を招くからです。
これから一緒に仕事をするうえで、「この人は意思疎通しにくい」と思われたらおしまいです。
そのためにも、しっかりとした受け答え、問題に直面したときの対処法など、一般社会でも常識とされるレベルのコミュニケーション能力は持っておくべきでしょう。
3位:企業理念・方針との不一致
あなたが人と一緒に働くうえでどのような人と働きたいと考えますか?
やり方や考え方が合わない人とはあまり働きたくないと思うのではないでしょうか。
企業側もそこを重視しているということです。
自分が職場の雰囲気に合う一緒に働きやすい人間だとアピールするのは大切なことと言えます。
未経験者でも成功に導くコツ
無駄な悩みは不要!プロに相談して確実に成功しよう。
転職経験が豊富な方であれば良いですが、大体の人は転職が初めてです。
そういう場合は転職アドバイザーに相談してみましょう。
転職アドバイザーであれば、その企業の風土や職場の雰囲気が自分にマッチしているか、どうすれば自分が企業から求められる人材に見えるかなど適切なアドバイスをしてくれます。
また、コミュニケーション力に不安がある場合は、面接での受け答え方法もアドバイスが可能です。
まず行動!意欲が形となり、志望動機も見えてくる!
思い立ったら行動することが大切です。
転職というのはよりアグレッシブに行動できる人が勝ちます。
行動できない人は転職難易度が上がってしまうことを覚えておきましょう。
悩みがあるのであれば転職アドバイザーに相談してみる。
興味のある企業について研究してみる。
仕事で必要なスキルや資格について勉強してみるなど、行動している内に自分の思考が整理され、志望動機も明確に見えてくるものです。
確実に未経験でIT業界へ転職するための3つの方法
新卒・第二新卒(25歳まで)は、若手向け未経験求人で転職がおすすめ
新卒や第二新卒はこれからまだまだスキルと経験を身につけて行ける歳ですのでIT業界では需要が高いです。
そういった場合は20代向けの転職専門で取り扱っている転職エージェントがおすすめです。
「就職shop」は専属のキャリアコーディネーターが担当についてくれて、カウンセリングしてくれます。
自分のスキル、希望する職場の雰囲気や条件などを細かく相談することで、ぴったりの求人を「書類選考なし」で提案してくれます。
登録企業数は7,602社もあり、そのすべてに実際に取材に行っているので、現場の雰囲気、企業体質などをよく知っているのが特徴です。
未経験可の求人を取り扱っているのでこれからIT業界に入りたいという人にはぴったりの企業を見つけてくれるはずです。
「マイナビジョブ20's」も20代、第二新卒を対象にした転職エージェントで、専属のキャリアアドバイザーが付いてくれて、履歴書の書き方から、面接対応など細かく指導してくれます。転職セミナーも頻繁に開催しているので、参加してみると企業の人事担当の方と知り合いになるチャンスもあるので積極的に利用してみると良いでしょう。 転職エージェントの良いところは、キャリアアドバイザーがついて相談に乗ってくれるだけでなく、希望する条件の企業を見つけて紹介、気に入ればエントリー、面接の日取りまで代行してくれるところです。
しかも、ここまで至れり尽くせりでやってくれるのに「無料」というのがポイント。
転職のプロが担当してくれるのですから、使わない手は無いでしょう。
26歳〜32歳は待ったなし!2つの選択肢からすぐ行動が成功の鉄則!
方法1:転職保証付きのプログラミングスクールでかんたん確実に!
最近はスキルを身につけたあとに就職先まで斡旋してくれるプログラミングスクールがあります。
「Webスク」は実践的なカリキュラムとしっかりしたサポートで初心者でも安心してIT業界に転職する準備をすることができます。
転職できなければ受講料は「全額返金」なので、やる気さえあれば転職が可能です。
方法2:IT業界に強い転職エージェントに無料相談する
転職エージェントの中にはIT業界に力を入れているエージェントも少なくありません。
「レバテックキャリア」 専門的な知識をもったキャリアアドバイザーがついてくれるので、IT用語を織り交ぜた相談もしやすいのが特徴です。
毎年3,000社のデータを訪問収集しているので、企業ごとの特色を把握して面接対策もしっかり行なってくれます。
レバテックキャリアだけの非公開求人も多数あるので、自分に合った企業を見つけられる可能性が高いです。
TechClipsエージェント
現役のエンジニアが転職相談に乗ってくれるというのがTechClipsエージェントの最大の特徴です。
これまでの経験を共有して現場を見てきたエンジニアならではのアドバイスをしてくれます。
また、同じエンジニアだからこそ分かる相談にも親身に乗ってくれるのが特徴です。
転職が決まった場合は月給の3分の1(上限20万円)のお祝い金を貰えるのも人気の秘訣でしょう。
DODAエージェント
年間で18,000人の転職をサポートしている実績と求人案件の8割~9割が非公開求人というのも成功率の高さの秘訣でしょう。
通常、担当は1人しか付かないのが普通ですが、キャリアアドバイザーと採用プロジェクト担当の2人体制で転職活動をサポートしてくれるので、安心感が違います。
33歳〜40歳はオンラインプログラミングスクールで意欲と実績をつけて安心転職
自宅にいながらオンラインでプログラミング学習ができるプログラミングスクールは、独学だけでは躓いてしまいがちなプログラミング学習の相談をしながら進められるのでおすすめです。
「CodeCamp(コードキャンプ)」「TechAcademy」「TECH::CAMP」などが有名ですが、2週間~2ヶ月程度の期間でiPhoneアプリやAndroidアプリ、WEBアプリケーションの開発スキルを習得できるようになっています。
現役エンジニアがマンツーマンで実践的なレッスンをしてくれるので、カリキュラムを終了する頃にはプログラミングを理解できるようになっています。
自分の作品を持って企業に売り込めば採用確率もグンと上がるでしょう。
未経験40代のIT転職はおすすめできない
40代にもなると、たとえ今からスキルを身につけたとしても企業側が求める人材と一致しない可能性が大きいです。
かなりハードな転職活動になることは間違いなく、あまりおすすめはできません。
QA:資格は有利?何がおすすめ?
「資格は取ったほうが良いのかな?」と誰もが思うことでしょう。
率直に言えば「あった方が有利にはなるが、そこまで重要ではない」です。
現場では資格を持っている技術者もたくさんいますが、持っていない人もいます。
大事なのは知識よりも技術、人柄、動機などです。
それならばスクールに通って技術力を付けたほうが効果的と言えるでしょう。
その上で資格があれば文句はありません。
もし資格を狙うのであれば「基本情報技術者」がおすすめです。
難易度が高いですが、多くの技術者が取得を目指す資格なので取っておいて損はありません。
QA:おすすめの転職サイトを教えてください
転職サイトでおすすめなのは「DODA」や「リクナビNEXT」でしょう。
ともに国内でも最大級の転職サイトで、求人案件数も豊富です。
企業を紹介してもらうエージェントサービスと、企業からオファーが届くスカウトサービスがあるので、自分だけでは気づかない出会いが期待できます。
また、転職フェアなども定期的に開催されているので情報収集にも活用できるでしょう。
まとめ
未経験可の求人が多いとは言え、何も準備せずに飛び込むのは無謀というものです。
転職エージェントやスクールを上手く活用し、自分の思い描いたキャリアパスを描けるようにしっかり準備して就職活動に臨みましょう。
とくに、転職エージェントが持つ第三者情報はブラック企業を避けるための予防策にも有効です。
年齢はやはり若いほうが成功確率は上がります。
思い立ったのであればすぐに行動!が転職成功の秘訣と言えるでしょう。