【未経験→SE】年齢制限は32歳まで!未経験からSEに転職するための全知識
「手に職をつけたい!」
そう思ってIT技術者であるSEやプログラマー(PG)を検討している人が多くいます。
実際に「未経験でもOK」といった求人情報も多くありますし、未経験からSEになったという人も私の周りに多くいます。
この記事は「未経験でもSEになれるの?」「本当に未経験でも大丈夫なの?」「未経験からSEになる方法を知りたい!」といった方へ7年のSEキャリアを持った筆者がお答えしていきます。
記事の内容としては
- 未経験からSEになれるのか?
- 未経験からの転職を成功させるコツ
- 求人の探し方のコツ
を紹介し、未経験からSEに転職するための全知識を紹介していきます。
この記事を読むことで未経験のあなたがSEに転職すべきか分かり、どう行動すれば良いかが分かります。
最後までお読みいただくことで、SEへのキャリアが見えてくるでしょう。
ぜひ参考にしてください。
- 未経験からSEになれる人となれない人の傾向:4ポイント
- 何歳まで未経験でSEになれる?知っておきたい年齢の限界のこと
- 未経験からSE・PGへの転職を成功させる4個の方法
- 未経験のSE求人の探し方
- 面接官が見ているポイント
- コラム:未経験者が気をつけるべき志望動機の書き方
- まとめ
未経験からSEになれる人となれない人の傾向:4ポイント
SE未経験のあなたは、自分がSEになれるかどうかとても興味があるのではないでしょうか。
結論を先にお伝えすると未経験でもSE・PGになれます。
実際、私自信も未経験からSEの職についています。弁護士のように資格が必須の仕事でもありません。
ただし、誰でもなれるわけではありません。
SEとして指導してきた経験から「適性」はとても大事です。適性がないのにSE・PGになるととても苦労するでしょう。
残念ながら適性の有無をズバリ見抜く方法はありません。ただしSEとして活躍する方のポイントは次になります。
- プログラミング力、設計力に必須な論理的な思考力
- 新しいキャリアを始める若さ(年齢)と素直さ
- ITへの興味と挑戦
- 顧客・プロジェクトメンバーとのコミュニケーション能力
逆に不要な要素は
- 性別
- 情報工学のような学歴
です。
ひとつずつ紹介していきます。
プログラミング、システム設計に必須な論理的な思考力
複雑そうなどんなプログラムも小さな処理を組み合わせてできます。
そしてプログラムはルールに沿って記述していく必要があります。少しでも間違えれば思っていたように動かなくなります。
「なんとなく作ったら動いた」「感覚で作った」では動きません。うまく動くように組み込む必要があるのです。
普段お仕事をするときに
- 作業をする時に網羅的に漏れなく重複なく仕事を進める(MECE)
- 背景や目的、ゴールなどを設定して仕事を進める
- 表や図を書いてまとめることが得意な人
- モノづくりにかかわる仕事をする人
は論理力があり、SEの適性が高いと考えられます。
新しいキャリアを始める若さ(年齢)と素直さ
未経験からSEの新しいキャリアを進むとプログラミングはもちろんサーバー、業務知識、プロジェクトマネジメントなど覚えることは多くあります。
このような専門知識は一人では身につけることは難しく、周囲の助けが必要となります。
そのときに大切にな点として
- 若さ(年齢)
- 素直さ
です。 年齢が若ければ期待する役割や給与が低いため、覚えてもらう範囲や責任が少なくすみます。
反面、30歳後半になると求める役割や給与が高くなるため、教える側・教えられる側の両者の負担が高くなります。
35歳以上のかたが未経験でSEをするのは無理だと私は考えています。 また若さ以上に大切なことは教えてもらったこと、指摘を受けたことを素直に受け止める姿勢です。
素直でない人は成長しませんし、周りの人からのサポートももらえません。 言動、身だしなみを見直し、教えてもらう謙虚さがあるかを一度確認しましょう。
ITへの興味と挑戦
IT業界は次々と新しいプロダクトや技術、ライブラリが出てきます。
私の経験でいうと数年ごとに環境が大きく変わっています。そのような環境の変化を感じ取り、楽しめる人であるかどうかが大事です。
気づいたらIT関連のニュースを追っている人や行動力のある人は適性があるでしょう。
顧客・プロジェクトメンバーとのコミュニケーション能力
SEやプログラマーは一人でもくもくと開発を進めるイメージが強いようです。
ですが実際はまったく逆です。
お客さんと擦り合わせた要件から外部設計、内部設計、プログラミング、単体テスト、結合テスト、シナリオテストというふうに開発工程が進みます。言ってみれば壮大な伝言ゲームです。
お客様が求めているシステムをすり合わせし、担当者へ依頼するなどの様々な場面でコミュニケーション力が必要となります。 もちろん、問題が起こればSEとして報告・調整をしないといけません。
つまり、お客様やプロジェクトメンバーとの円滑なコミュニケーションはとても大切です。
どうしてもコミュニケーション力に自信がないかたはまだコミュニケーションが少なくて済むプログラマーが適しているでしょう。ただし年収は低くなりますのでお気をつけください。
これまで、SEの適性のポイントを紹介していきましたが「何歳まで未経験でSEになれるの?」という疑問を大く聞きますのでこ詳しく紹介します。
何歳まで未経験でSEになれる?知っておきたい年齢の限界のこと
「何歳まで未経験でも大丈夫?」気になっていませんか?
たしかに40歳や50歳になってからSEを目指しても、採用してくれる会社はほぼないでしょう。
30代は未経験が許されるギリギリの年齢です。
では何歳まで未経験で許されるでしょうか?
結論からお伝えしていきますが、1つ注意点があります。
それは未経験はリスクが高いため、成功しやすいような転職活動をすることです。
あわせて紹介していきますので必ず確認してください。
未経験でSEに転職が可能な年齢は下記のとおりです。こちらは私がこれまで複数の会社で働き周りの人達を見てきた感覚から紹介しています。
未経験から転職の可能性 | コメント | |
---|---|---|
〜26歳 | ◎ | 新卒、第二新卒として会社選びをする |
27〜28歳 | ◯ | 研修精度が充実した会社選びが大切 |
29〜32歳 | △ | 適正の高さと企業側の手厚いサポートが必要 |
33歳〜 | ✕ | 採用先がブラック企業の可能性あり |
次では、それぞれの年齢からの転職について紹介していきます。
26歳までは新卒、第二新卒扱いでスムーズに転職可能
26歳くらいまでの方は新卒または第二新卒扱いで募集している求人から応募すると良いでしょう。
企業側も未経験を前提を募集をかけていることが多く、研修制度もしっかりしているためです。
おすすめは マイナビジョブ20’s
です。
注意点は、悩んでいると年を重ねてしまうので早く行動することです。 無料で利用できますので登録だけでも行動しましょう。
27〜28歳は研修が手厚い企業選び + 自主的なスキル習得が大切
27〜28歳も比較的、未経験でもスムーズに採用が進みます。
合格の可能性をぐっとあげたい方は、自主的にプログラミングの勉強をすることがおすすめです。
かんたんにプログラミングを覚える方法としてはおすすめ順に次の方法があります。
- プログラミングスクールの受講をする
- 自分で本を買い、プログラミングを勉強している
- 基本情報技術者試験に合格する(または勉強している)
私も未経験からはじめましたため苦労しました。
一番のおすすめは 「プログラミングスクールの受講をする」です。
なぜならプログラミング初心者は本を読むより教えてもらった方が圧倒的に楽だからです。
最近では複数のサービスがあるので選び方に困りますが、おすすめは次の2つです。
- プログラマカレッジ
完全無料で本格的なプログラミング学べ、就職時もサポートしてもらえます。未経験で手に職をつけたい方は必見です。ぜひ無料で募集しているうちに話だけでも聞いてみましょう。 - テックアカデミー
新しい技術や実践的な内容も取り扱い、オンラインで学習できることがポイントとなります。PHPのコースがおすすめです。
SEにどうしてもなりた方や入社後に苦労したくない方はぜひプログラミングスクールの検討をしましょう。
29〜32歳は転職エージェントに相談からはじめることが成功の秘訣!
29歳からは急に転職のリスクが高くなります。
年齢が高いと入社後にバリバリ活躍することを期待されるためです。
大切なポイントは企業が求めるスキルレベルとあなたのスキルレベルが同じレベルであることです。
そのためおすすめは「転職エージェントを活用する」方法です。
直接合ってあなたのスキルレベルにマッチした企業を紹介してもらいましょう。
おすすめはIT専門の転職エージェントである「レバテックキャリア」と全国の求人情報を網羅している「DODA」です。
- レバテックキャリア
IT・WEBの転職に特化しているため、濃い企業情報を保有しており、エージェントの質も高い。非公開案件も多く、まず相談すべきおすすめの転職サイト。 - DODA
全国の求人を網羅し、大手との取引も多い。年収診断やレジュメの書き方など幅広く相談が可能で転職の強い味方です。
リスクの高い年齢となるため失敗しないためにも必ず相談しましょう。
33歳〜はブラック企業を避けること肝心
33歳以上の方の未経験者の転職は、採用する側とされる側の両者にリスクが高いためオススメしません。
具体的には、次のポイントが課題となります。
- 年齢が高いため、短期間でSEの業務を習得する必要がある
- 33以上の未経験者を募集している会社はブラック企業の可能性が高い
この課題をクリアするような下記のような方は未経験からでも「あり」でしょう。
- 過去に多少プログラミングをして基礎知識はある
- 友達にSEやPGの友達がいて教えてもらうことができる
- 知り合いが働く会社に応募する
ただし、必ず転職エージェントには相談しましょう。
あなたのこれまでのキャリアを活かした求人情報を紹介してもらえる可能性があります。
- レバテックキャリア
IT・WEBの転職に特化しているため、濃い企業情報を保有しており、エージェントの質も高い。非公開案件も多く、まず相談すべきおすすめの転職サイト。 - DODA
全国の求人を網羅し、大手との取引も多い。年収診断やレジュメの書き方など幅広く相談が可能で転職の強い味方です。
次では、未経験者が転職を成功させるための方法を紹介いたします。少しでもリスクを減らすために必ずお読みください。
未経験からSE・PGへの転職を成功させる4個の方法
IT業界は残業が多く、うつ病や過労などもニュースで取り上げられる業界です。
「やっていけるかな?」 と考えている方も多いでしょう。
そこで、未経験からSEに転職する人が転職を成功する4つのポイントを紹介します。 結論から紹介すると次の4つになります。順番はおすすめ順です。
- 転職支援プログラムを受ける
- プログラミングスクールを利用してスキルアップする
- 資格を取得する
- 研修がある求人を選ぶ
これらについて、かんたんに紹介していきます。
1.転職支援プログラムを受ける
本からSEに必要な知識やスキル習得は時間がかかります。 とくに未経験者には適していません。
そのため、無料で受けられる転職支援プログラムを利用しましょう。 データベース、Java(プログラミング言語)、設計方法などを勉強することができ1〜2ヶ月程度で資格の取得もできます。
研修終了後は転職のサポートもしています。
本気でSE・PGになりたいなら受けた方が得です。ぜひ活用しましょう。
完全無料で本格的なプログラミング学べ、就職時もサポートしてもらえます。未経験で手に職をつけたい方は必見です。ぜひ無料で募集しているうちに話だけでも聞いてみましょう。
2.プログラミングスクールを利用してスキルアップする
「転職支援プログラム見たけど、近くにない」「時間が合わない」 という方はプログラミングスクールを利用しましょう。
オンラインのため、自分の都合のいい時間に受講することが可能です。 おすすめは学習の継続率や満足度がNo.1の「WebCamp」です。
IT業界で注目のサービスで、優良企業がプログラミングスクールからの採用も進めています。 本から勉強するより教えてもらったほうが圧倒的に身につきます。
3.資格を取得する
資格を取得をとおして基礎知識を覚えたりするのは有効です。
取得した資格によっては転職活動もうまく進むでしょう。
おすすめの資格は基本情報技術者試験です。
注意点は挫折しないことです。国家資格である程度難易度も高いため、未経験者が受験すると挫折する可能性が高いです。
また、資格を取得してもプログラミングスキルはつきません。
挫折するくらいなら「転職支援プログラムを受ける」「プログラミングスクールを利用してスキルアップする」をおすすめします。
資格に関しては下記の記事も参考にしてください。おすすめの本なども紹介しています。
4.研修がある求人を選ぶ
SIerによっては入社後に研修制度があります。 研修の仕組みは各社それぞれです。一例をあげると下記のようなものがあります。
- 1ヶ月間の研修
- 現場OJTまたは自社内OJTを選べる
- 研修→資格取得→プロジェクト参画
どれがいいというものはありませんが、おすすめは
- 期間が1ヶ月以上である
- 1年程度、サポートしてくれる社員がつく
のような研修もしくはサポートの制度があるところがおすすめです。
注意点としては、研修で未経験の問題が解消するわけではありません。
あなたが仕事以外でも努力できるかが大切です。
では未経験の人はどうやってSEの求人情報を探せば良いのでしょうか。
次で紹介していきます。
未経験のSE求人の探し方
未経験者の求人情報の探し方は上述の「何歳まで未経験でSEになれる?知っておきたい年齢の限界のこと」で紹介した内容と同じとなります。 かんたんにまとめていきます。
26歳まで
26歳くらいまでの方は新卒または第二新卒扱いで募集している求人から応募すると良いでしょう。 おすすめは マイナビジョブ20’sです。
27歳以上
27歳以上は、次の方法で求人情報を探しましょう。
- 転職支援プログラムを受ける
- 転職エージェントで相談する
転職支援プログラムを受ける
転職支援プログラムとは未経験者がプログラミングを学べ、カリキュラムを終えたら就職時のサポートもしてくれるサービスです。
しかも無料で利用できます。
おすすめはプログラマカレッジです。
完全無料で本格的なプログラミング学べ、就職時もサポートしてもらえます。
未経験で手に職をつけたい方は必見です。
無料で募集しているうちに話だけでも聞いてみましょう。
転職エージェントで相談する
未経験からのSE転職はリスクがあります。 そこで企業のことをよく知っている転職エージェントに相談しましょう。
あなたのキャリアや適正から「SEに転職すべきか?」「どのSIerがおすすめか?」「他におすすめな職種はないか?」といった相談に応じてくれます。
おすすめはIT専門の転職エージェントである「レバテックキャリア」と全国の求人情報を網羅している「DODA」です。
- レバテックキャリア
IT・WEBの転職に特化しているため、濃い企業情報を保有しており、エージェントの質も高い。非公開案件も多く、まず相談すべきおすすめの転職サイト。 - DODA
全国の求人を網羅し、大手との取引も多い。年収診断やレジュメの書き方など幅広く相談が可能で転職の強い味方です。
ところで未経験者の選考はどのように行われるのでしょうか?気になるポイントを紹介していきます。
面接官が見ているポイント
未経験からの転職時に、面接官はどのようなポイントを見ているのでしょうか。
適正があるか?
面接官は未経験者が入社後に活躍できそうかを重点的に見ます。
具体的には
- 適正があるか?
- 入社後にスキルアップできそうか?
といったことが中心となります。
「適正があるか?」については
- 地頭の良さ
- 論理的な思考力
- テンポの良いコミュニケーション力
といったことから、「なぜ、どうして」などの問いかけで、キャリアや志望動機などを深くつっこんだ質問がくるでしょう。
入社後にスキルアップできそうか?
「入社後にスキルアップできそうか?」については、あなたの行動力が見られます。
例えば、
- 土日や会社から帰宅後にどんなことをしているのか?
- SEになるためにどんな努力をしているのか?
- どんな情報を見ていて、どんな内容が気になったか?
などです。
スキルアップは本人が努力しないとできません。
そのため、あなたがどんな努力をしているのかが問われます。
もちろん一般的な
- コミュニケーション能力
- 会社と価値観が合うか
などもチェックしていますのでお気をつけください。
コラム:未経験者が気をつけるべき志望動機の書き方
最初の選考は書類選考である会社がほとんどです。
その中で一番重要なのが「志望動機」です。
よほどの理由がないと未経験から応募しないため、企業側がとても気にしている項目です。
そのためあなたは
- なぜSEになりたいのか?
- 自分のどんなところにSEの適正があると思うか?
- 入社後、どのように活躍できそうか?
といった点を伝えましょう。
誇張して大げさな表現をする必要はありません。等身大の自分で伝えましょう。
まとめ
この記事では未経験の人がSEに転職する人へリスク少なく進める方法を紹介してきました。
- 26歳までは新卒、第二新卒として転職活動することがおすすめです
- 27歳以上は転職支援プログラムの受講や転職エージェントに相談する方法がおすすめです
一番大事なポイントはインターネットの情報のみで転職しないことです。
あなたのキャリアや強みを転職エージェントの人に知ってもらいましょう。
そうすれば転職エージェントから適した企業を無料で紹介してもらえます。
おすすめはIT専門の転職エージェントである「レバテックキャリア」と全国の求人情報を網羅している「DODA」です。
- レバテックキャリア
IT・WEBの転職に特化しているため、濃い企業情報を保有しており、エージェントの質も高い。非公開案件も多く、まず相談すべきおすすめの転職サイト。 - DODA
全国の求人を網羅し、大手との取引も多い。年収診断やレジュメの書き方など幅広く相談が可能で転職の強い味方です。
未経験からのSEへの転身はとてもリスクが高いです。
ぜひ相談して新しいキャリアをスタートできるようにしましょう。
以上、【未経験→SE】手に職をつける!未経験からSEに転職するための全知識、でした!