なれる!未経験からのプログラマー転職の成功法のすべて
プログラマーの転職市場は常に人材不足で引く手あまたの状況が続いています。
実際に経済産業省では2030年でも78.9万人の人が不足すると発表しています。
そのような売り手市場のなか、働く環境も良く手に職が付くプログラマーに憧れ
次のような疑問や悩みを持つ方も多いようです。
- 未経験からプログラマーになれるの?
- 何歳まで未経験でプログラマーになれるの?
- どうやってプログラミングを勉強すれば良いの?
筆者も23才からプログラミングを始めたため、始める苦労を味わいました。
そして、24才でSIerに就職したときにプログラミング未経験の同僚が覚えていく姿を見てきたため、どのようにすればプログラミングを覚えられるかが伝えられます。
現在はプログラマーの書類専攻や面接、育成に関わっているため未経験者がプログラマーになれるかどうかを具体的に答えられます。
「30歳だし、どうせ未経験からプログラマーにはなれないよ。。」 なんて悲観的にならないでください。
最初はみんなが未経験です。
論理的思考があって、コツコツと勉強する姿勢がある方は何歳からでもプログラミングはできます。
つまり未経験でもプログラマーになれます。 そのための方法も紹介していきます。
しかし、行動できない人はあきらめた方が良いでしょう。
なぜなら、初めての人にとってプログラミングは壁に当たることの連続です。
一発でプログラムが動くことはありません。 不具合の修正を何回も繰り返してプログラムができます。
何度も試行錯誤を繰り返してプログラムは完成していきます。
つまり行動を起こすことができない人はプログラマーに向かないのです。
ぜひこの記事を読んで新たなキャリアの一歩を踏み出してください。
- 30歳でプログラマー未経験でもプログラマーになれるのか?
- プログラマー転職の失敗事例から分かる注意点とは?
- プログラマーへ転職するためにはどうすればよいのか?
- コラム:独学でプログラミングを学ぶ方法とは?
- まとめ
30歳でプログラマー未経験でもプログラマーになれるのか?
結論からお伝えすると30才でプログラマー未経験でも「なれます」。
ただし、あなたが考えているとおり、受け入れてくれる企業は少ないですし、あなたご自身の努力が相当必要となります。
ここでは下記について紹介していきます。
- 未経験でもプログラマーになれるのか?
- 何歳までプログラマーになれるのか?
- プログラマーの働き方と待遇の事例
未経験でもプログラマーになれるのか?
これまでお伝えしてきたとおり、未経験者でもプログラマーに「なれます」。
最初はみんなが未経験者です。
そのため採用する企業は成長の伸びしろを考慮してくれます。
そのため「伸びしろ」が見えるように勉強や転職活動を進めるのがコツです。
実際に、富士通やNECなどの大手SIerで採用しているSEのうち、半数以上はプログラミング未経験者を採用しています。
最近では転職を確約したプログラミングスクールもあります。
実際にサイトをみると分かるとおり、「転職後のキャリアを保証」「転職できなかったら全額返金します」という条件が記載されています。
転職先も名前が有名な企業から一部上場企業まで揃ってます。
32歳以下であれば受講することができます。
未経験者なら新卒でもない限り早く行動にうつしましょう。
26歳でも28歳でも未経験はデメリットに間違いありませんので。
他にはテックアカデミー社のJavaの講座が就職保証付きです。
一つデメリットがあるとすれば、東京でしか開催していない点です。
地方の方でもオンラインのプログラミングスクールが探せばあります。
あきらめないでください。
ちなみに、おすすめのオンラインプログラミングスクールはオンラインブートキャンプです。「PHP/Laravelコース」あたりが良いです。
何歳までプログラマーになれるのか?
未経験からプログラマーを目指す方からはよく次のような悩みを聞きます。
- 20代後半でもプログラマーになれるの?
- 30代だけど大丈夫?
結論からお伝えすると、「32歳までがリミット」です。
実際に先程紹介した転職を確約したプログラミングスクール「Webスク」の申込条件は「32歳以下」となっています。
アドバイスがあるとすれば、必要以上に「未経験」という状態をネガティブに考えるのはやめた方が良いでしょう。
先述したとおり、プログラミングがはじめからできる人はいません。
採用の場ではプログラミングができる「伸びしろ」を見られます。
毎日熱意を持って取り組めばあっという間に伸びていきますし、そういった人を何人も見てきました。
ただし、1歳でも若ければ若いほど有利なのは間違いありません。
たとえ26歳の人でも新卒者と比べると出遅れているのですから。
プログラマーの働き方・待遇とキャリアの事例
未経験でプログラマーとなったらどんな働き方でどんなキャリアが待ち受けているのでしょうか?
一般的にプログラマーは受託開発(SI)の開発者のことを指していますので、その働き方やキャリアについてかんたんに紹介していきます。
プログラマーの工程はプログラミングとテストが中心
プログラマーになったらもちろん、プログラミングがメインのお仕事です。
ただ開発ばかりではありません。
作ったソースコード(プログラムを記述したファイル)が正しく動くかを検証する「テスト工程」も行います。
そしてテスト工程は時間をかけて行います。
だいたいプロジェクトに参画している期間の1/3くらいがテスト工程です。
プログラマーのキャリアはSEかスペシャリスト
プログラマーの仕事ができるようになると、スケジュール管理などのマネジメントや設計や要件定義、お客様とのやり取りを行うようになります。
この仕事はプログラマーではなく、システムエンジニア(SE)のお仕事です。
だいたい3年間くらいプログラマーをしていると上流のお仕事もできるようになってくるでしょう。
このとき、上流のお仕事を任せてくれない企業がありますが技術力や実績があれば、転職は簡単ににできるでしょう。
コミュニケーション能力が高い人はフリーランスとなって在宅で働くことも無理ではありません。
上流工程やマネジメントなど幅を広めるキャリある一方で、スペシャリスト性を高めて市場価値を作るプログラマーもいます。
具体的には次のようなプログラマーです。
- CADや人工知能のような特殊なプログラミングスキルを保有している
- パッケージやアプリケーションなど製品そのものを開発している
- プログラミングを突き詰めて行く人
この件については、どちらが良い・悪いということではありません。
多様なキャリアがあると考えましょう。
プログラマーの残業は月に30時間〜60時間程度
プログラマーの残業は月に30時間〜60時間程度なのが一般的です。
日あたりでみると、1.5時間〜3時間です。
これをどう捉えるかというのは価値観次第となりますが、持ち帰って仕事をしたり土日に出社ということはほとんどありません。
もし、土日出社があるような会社の場合はお断りしましょう。
プログラマーの年収は410万円
結論からお伝えすると、プログラマーの年収は410万円です。
月収34万円程度ですので、30歳程度の人なら十分な金額でしょう。
ちなみにSEは年収533万円(月収44万円)ですので、SEへキャリアアップを考えていくことがいおすすめです。
プログラマーとSEの年収に興味がある人はあとで次の記事も参考にしてください。
ところで何でもそうですが、未経験からプログラマーになるのは勇気が入ります。
うまく適応できるか気になる人がいるのではないでしょうか?
次の章ではプログラマーに転職した人の失敗事例を参考に注意点をご紹介していきます。
プログラマー転職の失敗事例から分かる注意点とは?
プログラミングには論理思考が必須で、理路整然とした考え方が必要となります。
そういった求められる素質から未経験者の方から次の悩みをよく聞きます。
- プログラマーで挫折した人はいないの?
- 失敗する人はどういう特徴があるの?
この章では、このような悩みを持つ方に失敗事例を紹介したのちに失敗する人の特徴をまとめていきます。
プログラマー転職の失敗事例
サラリーマンエンジニア症候群
プログラマーやSEという職種にあこがれ、実はプログラミングが好きではない人がいます。
実際、新卒採用でプログラミング未経験者が半数を占める会社で働きましたが、大半がそのような状態でした。
プログラミング未経験という状態にもかかわらず勉強するのは勤務時間中のみ。
3年くらい経つとその実力の差はハッキリとキャリアになってあらわれてきます。
仕様書どおりに開発するのがやっとという状況のため、
- 炎上プロジェクトに投入されやすく、チャレンジングな業務を任されない
- テスト工程やドキュメント作成
- チェックなどの非エンジニア業務が中心となる
- かんたんな設定やカスタマイズ(サーバー設定やパッケージの拡販)作業が中心となる
といったことが多いです。
手に職が付くプログラマーのはずですが、このようなキャリアを歩む人は市場価値がつかず転職もしづらいでしょう。
もちろん在宅で働くこともできません。
コピペエンジニア
インターネットで検索すれば、プログラミングコードが簡単に見つかります。
サンプルプログラムは初心者にとってはとても勉強になります。
しかし、いつまでもインターネット上のプログラミングコードをコピペしていると技術力が付きません。
目先の仕事はこなせられますが、コピペで開発している人は設計力もつきません。
つまり、上流工程ができずシステムエンジニアにキャリアチェンジができず、いつまでも下っ端の作業となります。
10歳も20歳も年下の人と同じ仕事するのは嫌ですよね。
プログラマーになるための注意点2つ
上記の事例から、プログラマーを目指す方に注意点を紹介していきます。
「プログラマーへのキャリアチェンジを成功させたい!」「キャリアアップをしていきたい!」 という方は気をつけてください。
仕事でもプライベートでもプログラミングの勉強をし続ける
プログラミングは専門性が手に職が付く仕事です。
プライベートでも手を動かし続けた人が成功します。
英語と同じで、ある程度時間をかけないと理解や実力がついてきません。
まずは、1年間続けましょう。成功します。
そして続けられる人はプログラミングが好きであることです。
この
- プログラミングを続ける
- プログラミングを好きになる
のためのコツがあります。
それは、プログラミングスクールに通うことです。
なぜなら一番つらいのは、壁にぶつかったときです。
継続のカギは、壁にぶつかったときにに助けてもらえる環境があるかどうかということです。
実際に私が未経験ながら続けられたのもたまたま友人がプログラマーであったことが大きいです。
おすすめのプログラミングスクールは、就職を保証している「Webスク」や自宅で自由に学習できる「オンラインブートキャンプ」です。
新しいことにチャレンジする力
プログラムのコピペばかりをした結果、上流工程ができなくなった事例を紹介しました。
コピペでできるような作業ばかりして、付加価値がない仕事をしていれば当然です。
25歳でプログラミングできることを45歳の人がしていたら市場価値が低いのは当たり前です。
つまり「いかに新しいことにチャレンジできるか」が大切となります。
とくにIT業界では新しい技術やトレンドがすぐに来ます。
積極的にチャレンジできるかがキャリアアップに大切な要素となります。
プログラマで転職したい人は、一歩踏み出すことができているかを考えてみると良いでしょう。
ところでプログラマーへ転職するためには、どう行動すればよいのでしょうか。 次では選択肢と具体的な手順をお伝えします。
プログラマーへ転職するためにはどうすればよいのか?
未経験者がプログラマーへ転職する方法は下記の3個の方法があります。
- おすすめNo1:転職を確約したプログラミングスクールに通う
- おすすめNo2:プログラミングスクールに通い、求人に応募する
- おすすめNo3:未経験可の求人に応募する
各方法の手順や特徴を紹介していきます。
よく「資格をとれば良いの?」 と聞かれますが、資格だけでは転職はできません。
逆に、資格がなくてもプログラミングさえできれば採用されます。
おすすめNo1:転職を確約したプログラミングスクールに通う
卒業後のキャリアを保証してもらえるプログラミングスクールに通うことが一番リスクが少なくおすすめです。
関東圏だけとなりますが、「Webスク」が有名です。
Webスクの特徴は次の点です。
- 通い放題の学習環境(11:00〜23:00まで)
- 卒業後ののキャリアを保証。転職できなけらば全額返金
- 卒業後3ヶ月間の転職の手厚いサポート
一方で注意点は次の点です。
- 関東圏のみ開催
- 人気のため早めの応募が必要
人気ですので予約するだけ早くしておいた方が良いでしょう。
おすすめNo2:プログラミングスクールに通い、求人に応募する
最近ではインターネット上でプログラミングを教えてくれるオンラインスクールがあります。
こちらでスキルを身に着けて、プログラマーの転職求人に応募する方法がおすすめです。
スキルを身につければ応募可能な求人が増えます。
おすすめのオンラインスクールは「オンラインブートキャンプ」です。
オンラインブートキャンプの特徴は次のとおりです。
- 現役エンジニアのパーソナルメンターが受講生に1人に対して付く
- オンラインのため自宅で学習可能
- チャットによるQA対応
一方で注意点は下記のとおりです。
- コースが多いため、選びづらい
コースが多いため、よくわからない方はチャットによるサポートがあるため相談しましょう。
おすすめ「PHP/Laravel」です。汎用的で本格的なスキルが身につきます。
おすすめNo3:未経験可の求人に応募する
未経験でも応募可能な求人に申し込むのも「あり」です。
この場合、かならず「転職エージェント」を活用しましょう。
未経験の転職は、転職者と採用者の両者に大きなリスクがあるためエージェントを通して進めた方が失敗が少ないからです。
実際、力を入れいている企業は転職エージェントと力を合わせて採用を強化しています。
転職エージェントは年齢や住んでいる地域に合わせて選びましょう。
まず26歳までの第二新卒に近い方は、若手向けの転職エージェント「就活shop」がおすすめです。
みなさんがよく知るリクナビの派生サービスです。
特徴は下記となります。
- キャリアコーディネーターが経歴や働き方を考慮して可能性を提示してくれる
- 成功確率を高めるためのセミナーや面接対策を実施
- 面接の日程や条件面の調整を行ってくれる
デメリットは関東でしかサービスを受けられない点です。
ただし、関東以外の方もあきらめないでください。
同様のサービスで「マイナビジョブ20's」が名古屋や大阪、京都で対応しています。
もし年齢が27歳以上の方は「マイナビエージェント×IT」の転職サービスがおすすめです。
拠点が東京、名古屋、大阪、京都、福岡と幅広く、それ以外の地方の方は電話でサポートを受けることができます。
ゲームプログラマーとして転職したい方は「ギークリー」がおすすめです。
未経験の案件も多数あります。
すべての転職サイトに共通ですが、未公開案件があったり企業の状況によって通りやすさが違ったりします。
実際にエージェントに相談して方針を決めていくことがプログラマー転職 成功のコツです。
コラム:独学でプログラミングを学ぶ方法とは?
よくプログラミングをどうやって勉強すれば良いか聞かれます。
私は23歳のときに独学でプログラミングをはじめましたが、正直なんども挫折しかけました。
具体的に挫折しかけたポイントは次の点になります。
- 用語が分からない。「コンテキスト」「リテラル」「オブジェクト」みたいな哲学的な用語が並ぶため辞書でひいても意味が分かりませんでした。
- プログラミングする環境を用意するのが大変
- 壁にぶつかったときに試行錯誤で時間がかかりすぎる
このような経験から「わかりやすい本を買って勉強すればいいや」と考えているは一度お気をつけください。
わたしだったらオンラインスクールを利用します。 お金はかかりますが、手に職がつくなら安いです。
まとめ
この記事では、「プログラマーに転職したい」と考えている人に向けて方法やキャリアについて紹介してきました。
プログラマーで失敗しない注意点としては次の2点が大切だとお伝えしました。
- 仕事でもプライベートでもプログラミングの勉強をし続ける
- 新しいことにチャレンジする力
この記事を読んで未経験の方でもプログラマーへの一歩を踏み出せていたらきっと成功するでしょう。
以上、「なれる!未経験からのプログラマー転職の成功法のすべて」でした。