【SE→異業種】SEから異業種に転職する3つの選択肢とおすすめ選び方ガイド
「SEを辞めたい!」
プロジェクトに入った時点で短納期で低単価。あげくに炎上している・・・SEを辞めたくなる気持ちよくわかります。
このままSEを続けても辛いだけ、SEから異業種の転職を考えているという方の相談はよく受けます。そして私自身も7年続けたSEをやめ異業種の道を選びました。
だからよく分かるのですが「SEを辞めたい!転職を考えてみよう」という方は次のような悩みをお持ちでないでしょうか。
- どんな転職先があるのか?
- 転職先を選び方を知りたい
- 異業種の転職を成功させたい!
- 30才以上でも異業種の転職はできるの?
- 女性におすすめな転職先を知りたい
この記事では、リスクの高い転職先の避け、あなたにおすすめな異業種の転職先を選べるように紹介していきます。
この記事を読むことであなたにあった異業種の転職先が分かり、何をすべきかが分かります。そして最終的に満足した転職活動ができることをお約束します。
ただ記事が長いので結論を先にお伝えすると、異業種の選択肢としてはおすすめ順に
- WEBエンジニア
- 社内SE
- フリーランス
がです。
そして、どれにすれば分からない人はあなたのスキルや仕事観に合わせて相談できる
がおすすめです。
転職は記事を読んで解決できるほど簡単な問題ではないため、複数の人からアドバイスをもらうことがコツです。
それではSEから異業種へのおすすめ転職先の見つけ方やおすすめを紹介していきます。
- SEから異業種へ転職する3つの選択肢はWEBエンジニア、社内SE、フリーランス
- おすすめNo1:SEからの転職に最もおすすめはWEBエンジニア!
- おすすめNo2:サポータータイプなら社内SEがおすすめ!
- おすすめNo3:フリーランス
- 異業種の転職を成功させる3つのポイント
- まとめ
SEから異業種へ転職する3つの選択肢はWEBエンジニア、社内SE、フリーランス
SEを辞めて異業種を検討している人は「できる限りリスクを減らす」ことを忘れないでください。
例えば、次のようなものはリスクがとても高くおすすめできません。
- 税理士、弁護士などの士業:
資格取得の時間や士業として自立するためのメドをつけましょう - 異業種の営業:
典型的な異職種・異業種なお仕事 - フランチャイズの店舗オーナー:
事業と経営スキルが不足している中での運営や投資にリスクあり
これらはSEのスキルや経験をまったく活用できないため、転職失敗のリスクはとても高いです。
ではどういった分野がおすすめでしょうか。「職種」と「業種」の観点から転職先を洗い出すことができます。
この中でリスクが低くあなたが狙うべき転職先は「同職種・異業種」の
- WEBエンジニア
- 社内SE
- フリーランス・個人事業主
です。優先順は紹介した順です。
この選択肢についてそれぞれ
- 仕事内容
- 求人の探し方
- 30代の転職状況
- 女性の働きやすさ
について紹介していきます。
ただし注意点が一つあります。 おそらく次の転職先が具体的に決まっていない人にはこの記事を読んでもどれにすれば良いか決めきれないでしょう。通常は時間をかけて決めていく方が多いです。
ただ慎重な人ほど業界が決められず、転職活動が遅れていきます。そして年齢が上がるほど転職の難易度は高くなります。
そうやって転職の機会を見送った人を何人も私は見てきています。転職は「する」と決めているならいち早く転職すべきです。
おすすめは変に悩まず、転職エージェントに相談する方法です。
転職エージェントに相談すれば、あなたの経歴にあった業界や具体的な転職先を紹介してもらえます。独りよがりにならず多くの人に頼り、より良い転職活動を進めましょう。
では異業種を検討している人にリスクが低い転職候補をおすすめ順に紹介していきます。
おすすめNo1:SEからの転職に最もおすすめはWEBエンジニア!
SEからの転職でもっともリスクが低いのがWEBエンジニアです。
WEBエンジニアはクックパッドのような事業運営をしている会社のシステム開発者です。
自社のサービスを開発している点から見れば社内SEのようにも見えますが、直接売り上げに関わる部門で開発するため一般的には社内SEとは呼びません。
SEと比べWEBエンジニアの特徴は次の点があります。
- 厳しい納期はない。ベストエフォートで仕上げればOK
- 品質への考え方はどちらかというと緩い
- 利用ユーザーのフィードバックがある
- 自社サービスのため仕様は柔軟に変更可能
SEは信じられないかもしれませんが、PMやSE、PGといったような主従関係はなく、企画者と対等に開発を進めていきます。 SEから転職した私もびっくりしましたが、請負と自社サービスでは開発はまったく違うのです。
さらに中小企業のSEならばWEBエンジニアのほうが年収上がるケースも多くあります。
しかし注意点もあります。求められるWEBエンジニアの役割が会社によって大きく違う点です。
従業員数が少ない会社はインフラ、バックエンド、フロントエンド問わず幅広く対応が求められます。 逆に50人以上な会社は各担当が決まり、比較的役割が明確となっています。
このように会社によって求められるスキルは違うため、あなたに適した会社選びをする必要があります。
ここでおすすめな方法は、転職エージェントを利用するということです。しかも複数。
転職エージェントとは人材紹介会社の担当者があなたの経歴やスキルセットに合わせておすすめの求人情報を紹介してくれるサービスです。
非公開な求人情報も公開求人より多く、実際に登録してエージェントと会話しながらあなたにあった転職先を紹介してもらえます。
おすすめはレバテックキャリアとDODAです。
- レバテックキャリア
IT・WEBの転職に特化しているため、濃い企業情報を保有しており、エージェントの質も高い。非公開案件も多く、まず相談すべきおすすめの転職サイト。 - DODA
全国の求人を網羅し、大手との取引も多い。年収診断やレジュメの書き方など幅広く相談が可能で転職の強い味方です。
エージェントとの相談にしっかり時間をかけることがコツです。あなたの経歴、転職で実現したいことなど伝えることが大切となります。
30代から転職は即戦力が求められます。強みや経歴を用意しておきましょう。
女性も働きやすい環境です。結婚、出産など働く時間に制限があっても自社サービスのため納期は柔軟に変更でき、配置も柔軟です。
実際SEとWEBエンジニアの両方で女性の活躍を見てきましたが、WEBエンジニアのほうがSEよりストレスなく働いているようにみえます。
私がSEからWEBエンジニアに転職した経験を記事にしています。合わせて参考にしてください。
おすすめNo2:サポータータイプなら社内SEがおすすめ!
WEBエンジニアの次におすすめなのが社内SEへの転職です。WEBエンジニアとの違いは、事業に直接貢献する開発をするか否かです。
具体的には経理システムの構築やグループウェアの導入など間接的に会社に貢献するのが社内SEとなります。
「人に頼られるのが好き」「社内のメンバを支えたい」などサポータータイプの方は社内SEが合っています。
社内SEの仕事は多岐にわたります。具体的には
- 社員が利用するパソコンの管理を行う
- システムの構築・運用・管理を行う
- 経営層と密にIT戦略を立案・推進していく
といった内容があります。
より詳細はこちらで紹介しています。
WEBエンジニアと同じく、社内SEも会社によって求められる仕事内容も会社からの位置付けもまったく違います。
そのため、おすすめな方法はやはり複数の転職エージェントを利用するということです。 転職サイトは次がおすすめです。
- レバテックキャリア
IT・WEBの転職に特化しているため、濃い企業情報を保有しており、エージェントの質も高い。非公開案件も多く、社内SEのような情報を得にくい転職検討者には登録必須です。 - DODA
社内SEの案件数828件とNo.1。年収診断やレジュメの書き方など幅広く相談が可能で転職の強い味方です。 30代の転職も問題ありません。
SEと比べると比較的、幅の広いお仕事となりますが現在のSEの強みを活かしやすいです。とくに30歳以上など年齢を重ねているほうが他部署との調整時に物腰柔らかに進めるため、重宝されるでしょう。
女性も同様です。女性ならではの柔軟なコミュニケーションは全社に導入するシステムなどでもスムーズに進めることができとても貴重な存在です。 自社のサポートということもあり、勤務時間も柔軟に対応してもらえるでしょう。
おすすめNo3:フリーランス
リスクが少なくおすすめな転職はフリーランス(個人事業主)です。
通常、フリーランスに転身した場合に一番大変な点はクライアントが見つからない点ですが最近ではネット上で案件を紹介してもらうことができます。
いくつか受注し、リピート顧客を見つけられたら安定して収入が得られます。
デメリットは大きな病気にかかったときに無収入になったり、会社員と比べ事務処理が大変&信用がなくなるという点です。
住宅購入が控えている場合はフリーランスへの転身は避けたほうがよいでしょう。
一方でメリットはフリーランスの魅力は給料が高いことです。 案件の単価は1ヶ月70万円、年収で840万円の計算で年収が上がる方が多いです。 また企業から独立しているため、柔軟な働き方が可能となります。
迷っているかたは次のフリーランスの案件紹介サイトでアドバイスがもらえます。
「自分にはどのような案件ができるの」「フリーランスとして活躍している人を知りたい」といった方はすぐにでも登録しておいたほうが良いでしょう。
フリーランスにおすすめな案件紹介サイトは順に紹介すると次のサービスです。
- 会社員と同等の福利厚生や確定申告に便利なクラウド会計システムが割引価格で利用可能!
- 各種支援セミナー・勉強会を随時開催!
- フリーランスのための懇親会や交流会あり!
- 15年以上の支援実績!
- 平均年収801万円!エージェントが単価や条件交渉をするため、他社より高い単価が実現!
- 業界トップクラスの年間案件提案数81,396件!
- 契約書の作成から案件参画中のフォローまで万全のサポート!
- 宿泊施設やスポーツクラブ、映画館の優待チケットの特典満載!
Java案件やPHP案件など具体的に知りたい方は次の記事もおすすめです。
フリーランスは30代、40代といった年代や男性、女性のような性別を問わず働きやすい仕事内容です。
会社員の人からするとフリーランスなんて考えたこともない人がいるでしょうがプログラミングができる人ならではの働き方です。 周りがやってないからと思わず前向きに考えても良いでしょう。
SEから異業種への転職でリスクが低く成功しやすい転職先の紹介は以上となります。SEのスキル・経験を活かすことがポイントとなります。
次では、異業種の転職を成功させるためのコツを紹介していきます。
異業種の転職を成功させる3つのポイント
SEからWEBエンジニアへの異業種に転職した経験や面接官としての経験から、異業種の転職で成功させるポイントを紹介していきます。
ポイントは大きく3つあります。
- 仕事の価値観が同じ職場選びをする
- 能力以上をアピールしない
- 将来何をしたいのか明確にし、伝わるように準備する
順に紹介いたします。
仕事の価値観が同じ職場選びをする
SEはプロジェクト単位でチームが組まれ、要件・スケジュール・費用に合わせてシステム構築を進めていきます。 多少、仕事の価値観がズレていてもスケジュールどおりに決まった仕様のシステムを作りこめば問題ありません。
ただし、WEBエンジニアや社内SEなどは事業会社に入ります。
サービスを試行錯誤して育てる中で会社の文化ができ、会社理念、サービス理念を大切にしている会社が多くあります。 その価値観を理解した上でエントリーしましょう。
価値観が合わない会社は長続きしません。 逆に理解・共感した上で選考にのぞめば、合格の確率がグッと高まります。
能力以上をアピールしない
SEでは当たり前のことが転職先では真逆ということがあります。
例えばSEは品質をとても大切にしますが、WEBエンジニアではスピードを優先するケースが多くあります。 多少不具合があっても事業の視点から見たときに早くリリースしたほうが得策なことが多いためです。
このように当たり前のことが大きく変わることがあるため自分の能力以上のものを見せないように心がけましょう。
間違った捉え方をされたり、入社後の間違ったアサインを避けることにつながります。
将来何をしたいのか明確にし、書類や面接間に伝わるように準備する
あなたがどういうモチベーションで仕事し、将来どのような仕事をしたいかを事業を営む会社は知りたがります。
面接官は入社後のポジションや成長したときの役割をイメージし、会社に「合うか」を確認しています。
入社して何がしたくて、何年後にどんな人になりたいのかを具体的に伝えることで、キャリアイメージがすりあい採用に近づくでしょう。
これが大切になるのは年齢が28歳以上の方です。 とくに30歳を超えると入社後の給与やポジション決めが難しくなります。
入社後にどう会社に貢献できるのか、どうキャリアアップしたいのかを理解してもらえるよう準備しましょう。
まとめ
この記事ではブラックと呼ばれがちなSEから異業種への転職を検討しているひとにおすすめな転職先を紹介しました。
大切なポイントはSEの経験を活かせない転職はリスクが高くなることです。具体的には
- 税理士、弁護士などの士業
- 異業種の営業
- フランチャイズの店舗オーナー
はできる限り避けましょう。
そしてリスクが低くSEにおすすめな転職先は
- WEBエンジニア
- 社内SE
- フリーランス・個人事業主
です。
それぞれの仕事内容や年収も紹介しましたが、転職先をどれにするか決めるのは非常に難しいです。 なぜなら、あなたのキャリアや仕事の価値観に合わせたベストな転職先はかんたんに見つけられないためです。
しかし悩む時間が長引けば転職後に求められる役割は高くなり、問題がさらに悪化します。
そんな負のサイクルから抜け出す方法は「転職エージェントに相談する」です。
独りよがりな転職でキャリアに後悔しないよう気を付けましょう。 おすすめの転職エージェントは
です。まずはこの二つのサービスで相談してみましょう。
以上、【SE→異業種】SEから異業種に転職する3つの選択肢とおすすめ選び方ガイド、でした。